レーザーアシステッドハッチング

以前このブログで紹介したレーザーを用いたアシステッドハッチング(AHA)のお話をします。

 

AHAとは透明帯の一部を切開したり薄くしたり、または全部取り除いたりして孵化(ハッチング)を手伝う(アシスト)方法のことです。レーザーを使用したAHAはどのようにするのかというと

胚盤胞の細胞は透明帯の中で拡張と収縮を繰り返し成長しています。そこでレーザーが胚に当たらないようにするために、細胞と透明帯の間の隙間が大きくなる収縮時に透明帯にレーザーを照射し切開をすることになります。

方法としては透明帯の形に合わせてラウンド状に連続照射して全体の1/41/3を線状にカットします(1枚目の写真:緑の線)。

blaha1.jpgそうすることで切れ目のような孔ができ(2枚目の写真)、
blaha2.jpg

胚盤胞が脱出するための出口を作ることができるのです(3枚目の写真:脱出途中)。

blaha3.jpg


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